株式会社COCO et al (ココエトール)
代表取締役 志田 美春
大阪府大阪市北区梅田1丁目2番2号大阪駅前第2ビル12-12
100万円
2024年7月
ライフサイエンス分野に特化した基礎研究のプロジェクトマネジメントの受託
及びコンサルティング
神戸薬科大学大学院で2018年3月に博士(薬学)号を取得。糖鎖が神経細胞の分化を促進するメカニズムの解明を通して、脊髄損傷を始めとする神経変性疾患の治療方法を探りました。
博士号取得後、新卒で入社し、細胞を用いた核酸医薬品のスクリーニング系の確立や、初代培養細胞やiPS細胞を用いた病態モデル細胞の作成、バイオインフォマティクスを活用した創薬ターゲットの探索(AI創薬)に試験責任者としてコミットしました。
前職のスクリーニング技術と再生医療の技術を活かし、生産効率を向上させるための条件検討のプロジェクトリーダーを担当。さらに、実験室での試験においても、自動解析装置の導入および適合によりDX(ラボラトリーオートメーション)を促進し、効率化に貢献しました。また、社外との共同研究も複数担当し、基盤技術のPOCや資金調達に貢献しました。(特許1件出願)
産業界での活動が評価され、 長井記念薬学研究奨励事業の趣旨と理念にある「薬学の発展に寄与する強い意志を持って活動している研究者」として日本薬学会より授与されました。
受賞についてはこちら→ https://www.pharm.or.jp/news/news_20220609642.html
ライフサイエンス分野の責任者として産学連携のコーディネートや実験の外部委託/共同研究などのコラボレーションのコンサルティングを行い、オーブンイノベーションの懸け橋として大学や企業との連携を促進しました。
教育・研究現場に実際に身を置くことにより、研究推進を阻む構造的な課題の本質を把握し、大学と企業のそれぞれの立場から見えるギャップを理解することができ、その結果として現実的かつ持続可能な解決策を導き出せました。
私はライフサイエンスの現場を多角的に経験する中で、生命科学の基礎研究が本来の価値を発揮するまでに多くの非効率が存在することを痛感しました。そのため私たちは、研究者が本来の力を発揮できる環境を整え、基礎研究の効率化を支援することで、ライフサイエンスの可能性を最大限に引き出したいと考えています。研究と社会の間にある“見えない壁”を取り払い、価値ある成果が一人でも多くの人の健康につながる未来を目指して、これからも挑戦を続けてまいります。